フローラデンタルクリニックが力を入れているOBI(オービーアイ)治療では、これらの症状に対してアプローチをしていきます。
OBI治療は
「口の中の健康とは何か?」
「どうしたら一生涯歯がなくならないで安定するのか?」
を突き詰めた治療方法です。
「歯医者さんに行かなくても、高齢になるまでずっと歯が残っている」
そんな健康な方のお口の状態には共通点があるのではないか?
という発想から、実際に世界中の健康な口腔内を調べた所、健康なお口は、“正しい歯並び・噛み合わせ”である、という共通点を発見したのです。
健康なお口に共通した歯並び・噛み合わせを模型上で再現したものが上記の写真です。
このように正面から見ても裏から見てもキレイに上下の歯が噛み合っていることがわかります。
そして、このモデルとすべき形に類似させた顎関節や歯並び、噛み合わせを再現することで、患者様にも同様の状態を作り出していく、という治療法がOBI治療です。
多くの歯が噛み合っている
ちなみに、一般的な日本の歯科治療は、咬頭嵌合位(こうとうかんごうい)といってより多くの歯が当たる位置・噛み合わせを基準として治療を行います。
しかし、実際には、人間のお口の動きには必ずズレがあり、筋肉の活動が少ない状態や寝ているときには、この咬頭嵌合位からズレて下の顎が奥にずれてしまうことがほとんどです。
奥にずれる
実は、歯の神経の中で脳の神経につながっているのは下の前歯4本です。ですので、前歯が当たることで脳は食いしばりや歯ぎしりを認知したりします。
しかし、寝ている時に顎の位置がズレてしまうと、前歯が当たらずに、脳が「あれ?前歯がないぞ??」と錯覚を起こしてしまうのです。
そうして、前歯を当たらせようと無意識に歯ぎしりや食いしばりが発生します。
実はこの歯ぎしりや食いしばりがあると、どんなに良い詰め物や被せ物を入れたとしても、長く持たせる事が難しいのです。
ですので、最初に列記したような症状が見られる方は、この噛み合わせの治療が必要になってく るのですが・・・
しかし!!
「むし歯を1本治しに来たのに、急に歯並びの事を言われても・・・」
と思われてしまうのも無理はないと思います。
正常な噛み合わせをマウスピースで再現
そのため、当院では
写真のように噛み合わせを1.5mm程度高い場所で、本来の正しい噛み合わせを再現させたMAGO(マーゴ)と呼ばれるマウスピースを付ける治療をオススメしています。
就寝時にこのマウスピースを付ける事で、歯ぎしり、食いしばりがなくなりますので睡眠の質が変わったり、顎や全身の筋肉の緊張状態の緩和といった改善を実感して頂けます。
このマウスピース治療では歯ぎしり・食いしばりの改善に伴って、詰め物や被せ物の耐久性を大幅にアップさせる効果があります。
そして、このMAGO治療によって効果を実感していただけた方は、ぜひ根本治療をお受け戴くことを検討してみて下さい。
夜間だけの一時的な対応だけではなく、しっかりと理想的な噛み合わせを手に入れるには、約40日間のマウスピース装着を行います。
これはMAGOとは異なり、日中も含めて装着し、顎の位置や噛み合わせの深さ、顎関節の位置などを矯正していくものです。
この治療は通常のワイヤーなどを使った「歯の位置を動かすだけの矯正」とは異なり、後戻りはほとんどありません。治療終了後はマウスピースをつけなくても歯ぎしりなどから解放されます。(ただし、ストレスなどに起因する歯ぎしりなどの改善はできません)
技術習得が難しい事、技術習得に伴う期間がかかる事から、OBI治療が行える歯科医院は日本ではまだ3件しかありません。これはアメリカのOBI学会が「治療をしても良い」と認めた医院が3件しかない事を意味しており、フローラデンタルクリニックでは高いレベルの治療を提供することが可能です。
他の歯科医院でインプラント治療やセラミックの詰め物をしたにも関わらず、壊れてしまい、困ってしまった方や、定期検診に通っているのにむし歯になってしまう、という方。
お口の中の健康を守るためには、精度の高いつめものをすることももちろん重要ですが、それだけでなく、本当の意味でのかみ合わせというものを診断し、治療を進めることで、むし歯や歯周病のリスクも大きく軽減されるのです。
OBI治療をすることによって、お口の健康を保つだけでなく、顔全体の印象までも変わります。
かみ合わせの状態がよくない人の特徴として、顔全体にシワが目立っている事が1つ挙げられるため、「顔全体のしわが気になる・・・」という方にもOBI治療は適しています。
インプラント治療をこれからする人、治療をしたけれど今後のメンテナンスが心配な人も、まずはお気軽に当院へお問い合わせください。