フッ素の効果的な使用方法

2018年10月22日

千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院フローラデンタルクリニックのブログです。

院長の菊地です。

1021日(日)フッ素セミナーにDHの出口さん、管理栄養士さんの小松さんと参加してきました。お子さんの歯を強くしてくれるフッ素は知られてきていますが、まだまだ使用方法がしられていません。今後ホームページ、カウンセリングなどで、広めたいと考えております。

1. むし歯の予防できるのはフッ素だけです。

 むし歯ができるのは、砂糖をむし歯菌が食べて酸をだし、歯をとかすからです。また、むし歯ができる部位は歯の溝、歯と歯が接しているところです。歯ブラシで食べかす(プラーク)など取りますが、取り切れません。砂糖がショ糖となったものは取り切れません。

フッ素の利点

① 歯の表面にフッ素が入り、酸に強くなる

② 歯を強くできるのはフッ素のみ

 

2. 年齢に応じたフッ素の使い方があります。

 歯が生えてきて5年がむし歯になりやすいのです。はえたての歯は溝が深く歯の表層が弱いです。永久歯が生えてきた6歳には濃度の濃いフッ素が良いです。また、うがいができる年齢では毎日のフッ素のうがいが一番予防に効果的と検証されています。4歳以下はなめても、食べても大丈夫な低濃度のフッ素にしたりしています。また、高齢者は歯ぐきの退縮により根元のむし歯が増えます。じつはこの根元のむし歯予防にも効果的です。フッ素はただ、塗ることが良いわけではありません。

 

3. フッ素の最大効果は洗口法です。

 最もフッ素の効果がでるのは毎日のフッ素でのうがいです。むし歯になる確率が半分になります。1年に1回の歯科医院でのフッ素塗布では効果はほとんど得られません。3カ月に1回の濃い濃度のフッ素塗布は、効果がでてきます。しかし、毎日のフッ素のうがいには勝てません。歯磨き粉にもフッ素が入っているから大丈夫では?と思われること思いますが、歯磨き粉には研磨剤も含めてフッ素の純度が低いのです。フッ素の水溶液の純度でうがいを毎日することが一番の予防です。

 

フローラデンタルクリニックは予防の先進国、北欧式予防を実践しています。単にフッ素を塗るだけでなく科学的根拠に基づいた治療を実践しています。もし、ご興味を持っていただけましたらご相談ください。歯は失うと元にはもどりません大事にしていきましょう。

 

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