お口のケアが感染予防（コロナも）になります。

2020年4月1日

千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。

いま、コロナウイルスでメディアはもちきりですね。

参考にしてもらえたら幸いです。

感染予防の対策は

・手洗い、うがい（目、口、鼻などからウイルスの侵入を防ぐため）

・十分な睡眠、食事（感染しても十分な免疫力をあげるため）

・密封した場所に行かない（ウイルスに触れる機会を減らすため）

が知られていますが、お口の中のケアも効果的です。

細菌感染はお口からですから当然なのです。

鼻呼吸も凄く感染予防になっています。

鼻の中は、鼻毛があることでフィルター替わり、適切な湿潤を保っていること、適切な空気の量を肺に送るなど理にかなっているシステムになっています。

しかし、残念ながら、顎関節、歯並びの関係から口呼吸をしている方がほとんどです。

いざ、鼻呼吸だけしようとしても苦しいはずです。

どうしても、お口からウイルスが入ってしまうのです。

そのため、ウイルスが入っていかないように、手洗い、うがいをするのです。

手洗いのポイントは、過度にアルコール消毒もいけません。

カサカサになることはウイルスがつきやすい状態になります。　うるおいは大事です。

うがいのポイントは、ガラガラではなく、もぐもぐ、ブクブクです。のどにわざわざウイルスを進入させる機会になります。

一番大事なのはお口の中のケアです。

誤解を招くことが多いのが、口の中を無菌化することだと思っている方が多いと思います。

大事なのは、口腔内フローラです。

口腔内フローラとは、良い菌が優勢な状態であることです。

口腔内フローラを整えておくことが最大の予防となります。

過度の消毒は、良い菌も悪い菌も殺してしまいます。　結果、他のウイルスが感染しやすい状態になってしまいます。

口腔内フローラを整えることが一番なのです。

自分は10年前から、生物学を基にした医療を勉強してきました。本質を追求した医療です。

写真に掲載してあるエアフローという機械は、口腔内フローラを整えてくれるものです。

歯周病も細菌感染です。口腔内フローラを整えることにより歯周病を治療してきましたし、予防してきました。

コロナ、インフルエンザだけでなく、病気は全て感染です。

腸内フローラを整えることにより病気の予防となることは、広まっていますよね。

お口の中も一緒です。

自分が臨床経験で感じることは、口腔内のケアが行き届いている人は健康な人が多いことです。

子供、女性、高齢者、問わずです。

感染予防は、お口の中のケアが大事だと思います。