口育士をめざして
2019年2月22日
千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニック院長のブログです。
先日、当院のトリートメントコーディネーターの濵田さん、管理栄養士の小松さんと口育セミナーに参加しました。
口育とは?
0歳から大人の歯に生え変わる16歳までのお子さんのお口の中が健康に育つようにするためのプロジェクトに参加しました。
お子さんのむし歯は年々減ってきています。
その反面、歯並びの悪い子たちは、増えてきています。
歯並びは、遺伝的な要素だと思っていませんか?
実は、原因は遺伝的な要素の他に環境による影響も大きいのです。
例えば
① 母乳ではなくミルクをあげている母親が増えている
哺乳瓶の選択が大事です。口で呼吸するようになります。
② 口で呼吸する
鼻で呼吸するより全身への酸素の供給が減ります。アレルギー体質、成長の妨げになります。
③ 指しゃぶりなどの癖
前歯が出て出っ歯になります。
④ 離乳食の与える時期、与え方、食べ方
舌の動かし方が悪くなり歯並びが悪くなります。
⑤ 椅子に座っている姿勢
頬杖などによりあごの左右のズレ、顔の非対称性などの問題がでます。
⑥ 寝方
無呼吸症候群、あご、顔の非対称性の問題など
このような環境から悪くなることも多いのです。
これらのことをお子さんの成長に応じて改善していけば歯並びの悪さを改善できる場合もあります。
当院では、歯科に特化した管理栄養士を目指している小松さんが食育などの分野からお口の中が健全に育つように、
トリートメントコーディネーターの濵田さんが口育士となり、お子さんの癖を改善し、
きれいな歯並び、身体の成長が良くなるようにしていきたいと考えております。
当院は、むし歯の治療、歯周病の治療だけでなく、歯並び、顎関節、気道、全身の健康に関わることまで改善します。
世界での歯医者は口腔医なのです。お口の中の全てを見るのです。
日本も歯科医の仕事が変わる日は近いと思っております。
フローラデンタルクリニックは、歯科医院ではなく、医院、口腔科を目指します。