患者さんへの思い
2018年11月28日
千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニック院長のブログです。
自信もって言えることは、自分は治療が大好きなことです。
歯科医になった当初は好きというよりは、自分が器用だと幼いころから自覚があったもので治療には自信はありました。
32歳で開業はどちらかと言えば早い方でした。
そのころ見よう見まねでスキルアップしてきたので、本格的に誰かに習おうと思うようになりました。
そこで日本のトップクラスの先生に習おうと決心しました。
正直、どれだけ「いの中の蛙だったことか?」と思いました。また、そのような先生になりたいと思いました。
凝り性な性格なので、あらゆるセミナーに参加しました。
しかし、いろいろな疑問点が出てきました。
「なぜ、ここまで考えて治したのに壊れるのか?」
「習ったことはしているのに?」
「どのセミナー参加しても、言っていることが変わらない」
「先生に問えば、お前が未熟だから」
など解決できない状態
また、日本特有の著名な先生が言っているから真似しようという風潮
本質を追求した治療はないのか?と迷走していました。
そんな中、OBIと言う治療に出会いました。
生物の本来の形に戻すことが、治療だと学びました。
歯だけ見るのではなく、顎関節の安定、歯を本来の形に戻すという治療でした。
顎関節の安定はどうするの?
「マウスピースを24時間はめて安定させるのです。」
正直、患者さんにどう説明して理解してもらい協力してもらえるのかわかりませんでした。
しかし、顎関節が安定した状態にした後、歯がすり減ってない生えたての歯の形、本来の歯の並びにした状態を見ると驚きました。
治した歯は壊れることなく、歯ぐきの状態も歯みがき程度で歯周治療など必要なく、顎の不快症状もなく、顔つきさえ変わっていました。
これが治すということかと衝撃を受けました。
そしてこの治療はアメリカで習うもので、日本ではマスターできません。
しかも日本人でマスターし治療している歯科医師は2しかいません。(自分の師匠たちです。)
また、歯科業界は以前は羽振りも良く、ツアーでセミナーがあったそうです。
自分の時はすでになく、一人で行くしかありません。
でも、どうしてもその治療がしたく7年前にアメリカのオレゴンセミナーを一人で参加しました。
決して楽な挑戦ではありませんでした。箔をつけるような海外セミナーではないので本気でマスターしなければ合格できません。
必死で勉強、練習しました。
良いこともたくさんありました。世界中から素晴らしい先生と出会えました。
OBIのメンバーは本当に患者さんを治したい先生の集団でした。こんな人たちみたいになりたいと本気で思いました。
正直、お金はかかる、患者さんに伝わらなければできない治療です。
ただ、本当に治す治療はこれしかないのです。
残念ながら、治療したことにより悪くなることもあります。そのようなことが無くなるように
今は、この治療を日本広め、お口の中で困っている人たちを少なくしたいと考えています。