かかりつけの歯科医院があることの大切さ
2024年11月17日
千葉県市原市八幡駅前歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。
皆様のご参考になれば幸いです。
長く歯科医をしていて気づくこととして、まだまだ多いのが、悪くなってからや、痛みがでてから歯科医院を探す方が多いということです。
歯科治療を受けること自体がハードルの高いことです。
他の分野の医療ならば、診査、診断し、お薬を処方することで終わることが多いのですが、歯科治療は、患者さんに触れる治療です。
やはり、お勧めなのは、事前にかかりつけの歯科医院を持つことだと思います。
医療において、緊急の状況でもなく受診できるのが、歯科医療です。
歯周病という、進行すれば元に戻らない病気、一度、歯を失えば、生えてこない歯を守る医療が予防医療となります。
歯科医療には、予防という文化があるのです。
もし、患者さんが定期検診、歯周治療、予防処置で通っているならば、緊急なことがあったとしても対応できます。
当院では、レントゲン、お口の写真を撮っているので、次回の予約にどのような治療をすればよいのかわかるのです。
また、患者さんが、歯科治療が苦手な方ののか?
忙しく通う回数が限られているのか?
入れ歯の患者さんで、入れ歯の修理となるのか?
前歯の痛みで、事前に仮の被せものの作成が必要なのか?
白い被せもの、詰め物を希望するのか?
これらが、事前には把握できるのです。
患者さんも気心しれているので、安心して相談できるのです。
医院側も治療しやすいですし、対応しやすいのです。
写真のようなお口の患者さんが初めて来た場合、どうでしょうか?
多くのことを相談し、説明し、患者さんの同意のもとで治療しなければなりません。
歯科治療での、不満は、
痛くて受診したが、お薬の処方で終わった。これは急性の炎症があれば麻酔は効かなく、どのような治療をしようとしても痛みが数日取れないからです。
レントゲン、お口の写真を撮って終わった。これは的確な治療判断、治療計画が必要なためなのです。
緊急の対応は、患者さんにとって良いことはないのです。
本来、かかりつけの歯科医院を持つことは、とても大切なことなのです。
そして、大半の方は、実際、痛みがでてないだけや、虫歯は放置したまま、歯周病のケアをしていない場合が多いと思います。
一度、かかりつけの歯科医院を持つことを検討してみてください。