保険診療の限界

2021年5月5日

千葉県市原市八幡宿駅前、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。

この10年間、アメリカにて、将来悪くならない治療とは?を学び続けてきました。

今も、それは変わりません。

至った答えは、顎関節の安定、本来の歯(すり減ってない生えたての歯のような)の形に戻すでした。

そのことにより、呼吸、咀嚼、嚥下、姿勢といった、生命維持に大切なことが回復することができます。

そもそも、歯周病、むし歯、歯を失うことは、一部の歯に過剰な負担がかかるからなのです。

口の中の病気は、負担がかかる箇所に歯周病、むし歯の細菌がつき、発症します。

そして、詰め物が取れます。

詰め物を詰め直すは、対処療法になります。

お口の中の細菌数を減らすことは大事ですが、きりがありません。荷重負担を無くし、細菌がいても病気にならないことが大事です。

極論から、言えば、顎関節の安定、歯並びを良くする。本来の歯の形に戻すことが、本来の健康を取り戻すことになります。

残念ながら、保険診療は対処療法がメインとなります。

身体は許容能力があるので、まだ、重度に困っていなければ、対処療法でいいと思われますし、医院からの専門的な説明がなければわからないと思います。

自分の治療は、ほんとに困った人、将来、困らなくすることを目的とした治療をしています。

保険診療は、国民の全てに均一に提供される治療です。とてもありがたいことなのは事実です。

逆に言えば、限られた治療方法、材料、診療時間、回数、診療報酬、となります。

患者さんの個々の状況が違えば、保険診療では対応できない場合が多いのです。

海外で学んできたものは、残念ながら保険で対応できるものではありませんでした。

ただ、ほんとに治るということは素晴らしいことです。

患者さんの顔、表情なども美しくなるのです。

歯科治療で、治せる患者さんの人数は、多くて16人が限度です。(ほんとは8人だと考えています)

せっかく学んだ治療を大切に、困っている患者さんと向き合っていきたいと考えております。

例えば、隣の写真など、保険診療では難しいケースです。歯がすり減り、歯のない箇所に入れ歯さえ入りません。

このような患者さんには、全ての歯をもとの形にもどすことが必要不可欠などです。

片手間にできるものではありません。

そのため、保険診療メインでやられている歯科医院の存在は、ありがたいです。

仕事が忙しいから、予約が取りやすい、気になるところだけ治したい、早く終わりたい、という患者さんの希望にそってくれる医院も多くあります。

今は、ホームページがあります。

現在ご自身が、一番合う歯科医院を選ぶことも大事だと思われます。

 

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