勤務医に必要なこと

2024年9月21日

千葉県市原市八幡駅前歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。

次のステップを考えている先生方のご参考になれば幸いです。

卒後の勤務先の歯科医院の選択は、知り合いの歯科医院、大型の歯科医院を選ぶことが大半です。

実際、自分自身も、同級生の紹介で医院を選択し、求人サイトで医院を選ぶことは経験していません。

自分は、3つのタイプの医院を経験しました。

医療法人の分院の勤務医、大型医院の勤務医、自由診療のみの著名な先生の医院です。

一番の影響は、自分にとっては、自由診療のみの著名な先生でした。

1人の患者さんの最良の治療を提案し、長期に維持できるように妥協しない治療は、自分もそうなりたいと思える診療スタイルでした。

現在、恵比寿にて自由診療のみの歯科医院を開院したのは、その影響と言えます。

実現できたのも、マンツーマン指導をしてくださったメンターの先生がいたからです。

医療法人の分院であれ、大型の歯科医院であれ、学べることは限られています。

指導してくれる先生は、決まっています。

今なら、必要な治療の技術、知識はマニュアル化され、保険診療プラスアルファの自費診療は学べる時代です。

しかし、専門に特化した治療、長期に維持できる治療計画などは、難しいのが実情です。

指導してくれる先生の技術、知識の範囲しか学べません。

そして、何か分からないときに、直接指導してくれるメンターが必要なのです。

勤務医として、慣れてくると、自分の与えられた患者さんを治療し、治療が終わると後はスタッフに任せて帰るケースもあることでしょう。

自分の生活のために、保険診療だけでは給与が上がらないのが実情のため、インプラント、マウスピース矯正、専門性を持ちたく、求人サイトを見ている先生もいることでしょう。

勤務医として、ずっと働くならそれでも良いと思います。

しかし、キャリアを積めば、大半は、開業、分院長としてキャリアアップしなければなりません。

自分だけのことを考えて治療することは、求められなくなります。

結果的に勤務できる歯科医院は限られ開業、分院長にならざるえません。

当然ながら、開業しても苦労します。

分院長ならば、次の分院長に変わることになるでしょう。

医院単位で考えることが、必要不可欠になります。

医院の患者さん、医院のスタッフ、医院の医業収入、医院のシステム、専門医との連携、

多くの対応を経験し、学ばなければ、ならないのです。

 

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