
歯石を取ることだけが予防ではありません。
2025年10月19日
千葉県市原市八幡宿駅前歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。
不定期ながら、歯科医療、治療について投稿しております。
皆様のご参考になれば幸いです。
近年、歯科医療において、予防という考えが普及して来ました。
メディアでも、歯周病の細菌が全身への影響があることを伝えていることもあり、予防の重要性が広まってきています。
しかし、歯周病の予防が、歯石取りという認識になっています。
1度の来院で、歯石を除去し終了
その後、半年後まで何も行わず終わる歯科医院も残念ながらあります。
本来、必要な検査、歯周病の進行度合いを、把握し、患者さんの症状に合わせた歯周治療の提案が必要です。
本来、歯周病のケアは、歯石を取ることだけが目的ではなく、バイオフィルム(細菌の塊)の除去なのです。
歯石を取ることは、結果的にバイオフィルムの除去につながりますが、不十分な場合も多いのです。
これらのことを患者さんに理解してもらうために、カウンセリング、検査、診査、診断、治療説明をしているのです。