
歯科医療の実情について その2
2025年4月23日
千葉県市原市八幡宿駅前歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。
不定期ながら、歯科医療、治療について投稿しております。
皆様のご参考になれば幸いです。
歯科医療の実情 その2
結局のところ、どうしても保険診療が主体とならざる得ない状況なのです。
保険診療ルールに基づく治療
虫歯があれば削る、詰める
神経をとる、何かしら被せる
歯がダメならば、抜く、入れ歯
対症療法的な、歯周ケア、歯石をとる
かみ合わせ、顎関節のズレ、安定といったものは、検査、診査、診断することは無く、考慮すると言うより正常範囲内と見なすしかないのです。
歯科医院の経営の仕方となると、保険診療が基本とし、保険診療プラス自費診療が主流となっています。
自費診療の選択は、主体は材質の違いです。
セラミック、プラスチック、金属
歯を失い入れ歯になってしまえば、プラスチックの入れ歯ではなく、金属、セラミックなどを使った入れ歯などでしょう。
治療方法の違いから自費診療となるもの
インプラント、矯正治療、ホワイトニング、マイクロスコープ(拡大鏡)を活用した根管治療など
歯周病の治療となれぱ、
バイオフィルム(細菌の塊)、歯石の除去など、先進の機器を使用する場合や、特殊になれば、歯周外科、再生療法とあります。
現在、知られている自費診療は、材質の違いと治療方法の違いであり、顎関節、かみ合わせを考慮している医院は限り少ないと言えるのです。
保険診療の報酬は、年々低くなり、都会、地方関わらず一律
上手い、下手、勉強熱心、どの先生も報酬は一律
もはや、医業収入を上げるには、人数をこなすしかなくなります。
また、自費診療での収入を増やすしかありません。
歯科医がカウンセリング、治療計画、自費治療の説明をすることは、非効率となる。
そこでカウンセラー、コーディネーターの役職をもうけてスタッフに説明してもらう。
歯科衛生士は、歯周のケアに専念する。
歯科医は、治療に専念でできるようにする。
皆さんが気になる内容を簡潔にキャッチーに伝わるホームページの作製、リスティング広告
同様にSNSによる広告、グーグルの口コミの対応
医院でのイベントなど
これが、いわゆる経営セミナーで教わる手法です。
それでも歯科医療の収入を上げることには限界があり、打開策となれば、治療ユニットを増やす、人員を増やすことになります。
分院展開、医院を拡大できる方法と言えるでしょう。
拡大すればするだけ、常に人材の確保
マネジメント、就業規則の徹底、スタッフ評価表、教育、指導のマニュアル化とフォーマットを作って行きます。
今、歯科医院の経営は、大きな二極化、格差がでてきています。
経営の手法を知らない、デジタル化に対応できない高齢を迎えた歯科医は小さな家族経営(奥さん、スタッフ1人など)となっています。
自分自身の考えでは、歯科治療とは、顎関節の適応能力の恩恵を受けていることと捉えています。
歯並びが悪かろうが、歯がすり減ってようが、数本歯がなくても、生活できています。
かみ合わせが高い、詰め物、被せ物が入ろうが、顎関節は対応してくれています。
詰めた時に高く感じても、数日経つと慣れている方々も多いと思います。
だから習慣性のかみ合わせで対応できているから、
このような医院経営ができていると言えるのです。
誤解がないようにしたいのは、決して習慣性のかみ合わせで治すことが悪いわけではありません。
しかし、顎関節の許容範囲を超えたならば、歯科治療は劇的に難しくなります。
どこの歯科医院に相談しても対応できなくなるのです。
それを対応しているのが、セオリツデンタルクリニックなのです。
本来、患者さん、すべての顎関節、かみ合わせを考慮しなければならないのです。