
歯科医療の実情につて その3
2025年4月23日
千葉県市原市八幡宿駅前歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。
不定期ながら、歯科医療、治療について投稿しております。
皆様のご参考になれば幸いです。
歯科医療の実情 その3
自費診療について
顎関節、かみ合わせは比較的、安定しているとみなし、保険診療プラス自費診療として歯科医療は進んでいます。
金属が嫌ならば、セラミック
セラミックがかけるなら、更に硬いジルコニア
歯がないなら、様々のメーカーがインプラントをだす。
効率化をはかるため、型をとることからスキャンしてデータを技工所へ送る。
削り出して詰め物、被せ物を作り、技工士さんの技工を省く、要はデジタル化です。
矯正治療も同様にデジタル化、針金、金属の装置から、マウスピース矯正へ
歯科医は顎関節、かみ合わせの学びより、1本の歯を削る、詰めることの精度を高めることに集中する。
拡大鏡(ルーペ)、マイクロスコープ(顕微鏡)を使い削る、根管治療など切磋琢磨する。
メーカーは、マイクロスコープ、スキャナー、CAD、CTといった、これらの治療に対応するものをセールする。
これらは高額、チャージするのは自費治療をどれだけ効率よく勧め、できるかになります。
経営セミナーは、これらのノウハウを教える。
患者さんは、高額の治療費を払うことになる。
ただ、顎関節、かみ合わせが、悪くない方々は、最善の治療と言えます。
一部の日本の先生方は、卓越した技術をもっている。
日本人は、本当に器用だと思う。
志しの高い先生も、もちろんいます。
だから、なおさら、顎関節の安定、かみ合わせを専門とする自分は、普及したいと思えるのです。
自費診療のデメリットは、再治療となれば、やはり高額の治療費がかかることです。
医院によっては、インプラント永久保証など、誇張された宣伝をしている医院もありますが、保証はあてにならないと考えて下さい。
実際、被せ物を作り直せば、技工代、材料代はかかります。
歯科医の技術料、費やす労力も考慮するならば、無料という保証は無理があるものと捉えております。
大掛かりな自費診療をやり直すとなれば、やはり高額な治療費がかかること
また、他院で、自費診療にて再治療してくれる医院は、限り少ないこと
大学病院での対応しかない状況になることは、認識する必要性があるのです。
このような経験をされている方々は、多くいます。
本来、顎関節が安定していて、本来の位置で噛み合っている人は、わずかしかいません。
本当は、全ての患者さんの顎関節は考慮することが重要なのです。