自費診療の再治療について
2024年11月16日
千葉県市原市八幡駅前歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。
不定期ながら、歯科医療、治療解説を投稿しています。
皆様のご参考になれば幸いです。
自費診療の再治療について
より良い治療を提案されて、ご自身が調べ、求めて自費診療を受けている患者さんは年々、増えています。
良い治療とは?
患者さんの要望を満たす治療と言えます。
歯を失わないようにしたい
綺麗な歯並び、白い歯になりたい
お口の中で困ることがないようにしたい
誰もが思うことです。
日本の歯科治療において、自費治療とは?
1つ目は単純に材質の違いです。
金属が嫌だからセラミック
欠けにくいためにジルコニア(人工ダイヤ)など
2つ目は、精度、精密な治療です。
根管治療、神経を取る、根っこの治療といわれる分野や、白いもの詰めるなど
肉眼ではなく、拡大鏡(顕微鏡)を使用した治療
3つ目は、入れ歯を辞めるためのインプラント、歯並び改善のための矯正治療などの、専門性の高い治療
この3つが、認知されています。
自費治療の欠点は何でしょうか?
自費治療は、高額の治療費となるため、再治療するためには高額の治療費となります。
医院によっては、保証があると言いますが、定期検診に来ている患者さん、保証期限があったり、全てが無料ではありません。もちろん、転院されるならば他院で適用されるものではありません。
咬み合わせの専門としての視点からすれば、顎関節、咬み合わせは正常範囲内とみなして自費治療を行っています。
言い換えれば、咬み合わせは何も改善されているわけでは無いのです。
咬み合わせが、考慮されているわけでも無いのです。
しかし、これは難しい問題と言えるのです。
咬み合わせを考慮した確立された歯科診療のシステムもなければ、全ての歯科医が共通の咬み合わせの理論、治療方法が確立されていないことだからてす。
自分自身が、これを知りたく20年近く、咬み合わせの探求、専門家として開院した理由なのです。
患者さんが思う良い治療と自費診療がイコールとならない場合もあるのです。
セオリツデンタルクリニックには、多くの自費診療のやり直しの患者さんです。
被せ直し、矯正の再治療、インプラントのやり直し、高額の再治療です。
中には、もう経済的な面でやり直しができない患者さんも多くいます。
フローラデンタルクリニックにて、保険診療で抜歯、入れ歯にするしかない患者さんも多くいます。
日本の歯科診療システムは、保険診療プラス自費診療です。
保険診療で行える治療は限られ、自費診療の割合が増えて行く時代です。
フローラデンタルクリニックは、この時代に対応した医院として完成されています。
保険診療プラス自費診療でも咬み合わせを考慮した歯科医院です。
自費診療をしたとしても長期に維持できるのです。
フローラデンタルクリニックをモデルとして、広めることも自分の目標でもあります。