かみ合わせを改善する大切さ
2025年12月4日
千葉県市原市八幡宿駅前歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。
不定期ながら歯科医療について投稿しております。
皆様のご参考になれば幸いです。
SNSの普及により、多くの情報を得ることができる時代となりました。
メディアを通しての情報しか無かった時代からSNSを活用している方ならば、多くの情報が溢れかえっています。
生活の苦しさ、心の不安、恐怖、身体の不調など、多少なり誰もが抱いているもの
それから逃れるために、ご自身の経験、知識をもとに情報を取捨選択していく
良くも悪くも、個々の固定概念、分離の意識を強化されています。
歯科医療の分野においても、SNSで得た情報を基に固執した考えを持っている患者さんも多くいます。
再治療を繰り返すこと
歯を失うこと
良くならないのは、全て、西洋医学、既存の治療がいけないこととみなしている方も多くいます。
削っることはよくない
神経をとることはよくない
金属はよくない
フッ素はいけない
結果的には、対処療法さえ拒んでいます。
歯科治療では、歯石を取ることしかできない方もいます。
これらに当てはまる方々は、お口の中の状態も似ています。
この写真の患者さん
神経取りたくないからという思いから神経は既に死んだまま(右上の小臼歯がグレーな色)膿がたまっています。
親知らずが(右下)抜くレベルまで放置
奥歯において金属は身体によくないからと拒み、セラミックを選択したが、欠けて仕方なくレジン(プラスチック)で代用
咬み合わせにおいて、4本の奥歯しか噛んでない状況
そこにレジンが入り、すり減り、顎がズレ、顎関節に不調を伴う。
他の噛んでいる歯に負担がかかり、虫歯になる。
顎関節の不調を整体、鍼、姿勢、歩き方など、様々な対応を受ける。
何処の歯科医院に行っていいか分からず、当院の患者さん、知り合いからの勧めで受診される方々は跡をたちません。
もし、多くの方々が、咬み合わせの大切さを知ることができたなら
咬み合わせを考慮した歯科医療がスタンダードになるなら、歯科医療は、大きな進歩をとげるだろうと捉えています。
そして、咬み合わせ、顎関節を含め、口腔機能を改善する医科の分野の口腔機能科と捉えられれば、歯科医は歯医者さんでなくなるだろう。
歯科医と呼べる存在になると思っております。
