検診は、むし歯、歯周病の予防だけではありません。
2020年3月2日
千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。
歯科検診は、歯周病、むし歯の予防として皆さんに広まっていますが、それだけではありません。
歯科医院に受診のきっかけは、大半が緊急処置からだと思います。
「何か詰め物がとれた」
「痛みがでてきた」
「入れ歯がかけた、失くした」
「前歯がかけた」など心当たりがあると思います。
3年ぶり、長い人だと10年ぶりという患者さんもいると思います。
長い間、放置していたので当然、治療期間も長くなり、やっと終わったという感情があると思います。
今まで苦労してきたのに、また悪くなるまで歯科医院に受診されない方がいます。
こパターンの方は、毎回治療に入ると、必ず抜歯する歯があります。
結果、歯の本数は減っているのです。
当院でよくあることは、10年前、5年前、3年前と状況が変わっており、今では緊急対応ができないことのです。
フローラデンタルクリニックも14年は経ち、以前とは違い患者さんが増え、院長自身の自分の予約が2週間まちなのです。
10年前は、1週間に1回は治療できた状況でも、今は状況が違うのです。
入れ歯をつくるにも1カ月でできたものが、今では2カ月はかかるのです。
緊急処置といっても2週間、待ってもらわないと処置の予約が取れないのです。
以前、当院に通っていた患者さんも、できたら緊急対応になる前に歯科検診として受診してください。
緊急対応にならなければ
① レントゲン、口腔内写真、治療計画の立案
② 歯周治療、治療計画の説明
③ 被せ物、詰め物などの種類、説明、決定
④ 治療開始
というように計画をたてた治療が可能になります。
治療計画ない治療は、患者さんと治療する側に食い違いが生まれます。
「え、抜くんですか?」
「緊急処置した歯が痛いんですけど?」
「銀歯で被せるんですか?見た目が・・・・」
結局、「聞いてなかった」、「抜かれるとは思わなかった」など患者さんの意図することと違いが出てきます。
しばらく歯科に受診していないなと思うようでしたら歯科検診を受信してみてください。
また、歯科検診をきっかけに、かかりつけの歯科医院を作ってください。
自分に合う歯科医院を見つけてください。
緊急対応にならなければ、自分たちで歯科医院を選べます。
緊急対応になれば、冷静な判断、歯科医院を選べなくなります。
ご自身のお口の中を、もっと大切にしてください。
写真は、14年間綺麗な状態でいる患者さんのお口です。
一生涯、お口の中で困らないようにするのは、みなさんの意思です。
歯科医院は、それをお手伝いしてるだけです。