歯科医師向けの就活フェスに初参加しました。

2019年10月13日

千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長のブログです。

今月、歯科医師向けの就活フェスに初参加しました。

当院は、いつも大学から口腔外科の先生が非常勤で勤務しているので、そこからの紹介で勤務医を採用しています。

このメリットは、当院の治療に興味を持ってくれる先生が見学にきてくれること、患者さんを本当に治せる歯科医になりたいという意志がある先生がきてくれることです。

デメリットは、知り合える先生の人数が限られていることです。

正直、今まで就活フェスの必要性を感じていませんでした。

しかし、今は国家試験に合格できる先生は6割しかいません。

歯科医は多いと言われていますが、実際は65歳以上の先生が半分以上を占めていること、女医が半分を占めているため、歯科医師は実は少ないのです。

歯科医院も、コンビニ以上にあると言われていますが、医院を閉めていないだけで、1日だけ診療している歯科医院など、週5日医院で診療している先生はもっと少ない状況なのです。

自分も46歳という年齢になり、次世代の先生を育てたいという気持ちがありました。

①　自分は、世界基準の治療を学び続けています。OBIというアメリカのグループに参加していますが、現在日本では3人のメンバーで

す。この世界基準の治療を広められる次世代の先生の育成は重要になってきていること

②　専門性に特化した先生の育成、全ての治療を専門医クラスまで習得している先生は世界中で、だれもいません。専門医が連携をとり高

水準の治療を提供することが最良の治療なのです。

③　当院は他院で治せない困っている患者さんを治すことがメインです。現在、自分の予約が2週間から3週間待ちという状況であるため

生物学を基にした本質を理解できる先生を育成すること

そのため、今回、就活フェスに参加となりました（笑）

金の卵を探しにいきました。

実際、参加してみたものの、ギャップにびっくりしました。

参加のほとんどの歯科医院さんが、多くの先生を採用している規模の大きい医院、複数の歯科医院を経営している先生でした。

アピールは、雇用条件、福利厚生がメインの医院ばかりで、毎年参加しているようで手慣れた状態でした。

①　お給料は多くだします。

②　マニュアルがあるので技術の習得も安心

③　最新の設備があります。

この3つを全面にアピールしていました。

まだ、何も知らない研修医の先生たちは、当然興味を持ちますし、飛びつきます(笑)

技術も、高額のお給料も手に入るとアピールするのです。自分には、違和感しか感じませんでした。

自分はひたすら、「患者さんを救えることが医師の使命であり、医師としてのあり方、技術、知識の習得することが、新人の先生にとって大事なことである」と訴えました。

嬉しかったことは、自分の想いが通じた先生が数名いたことでした。

このような先生が、将来の歯科界を良くできる先生だと自分は思っていますし、ご縁があるなら育てていきたいとも思いました。

歯科医師は、患者さんを治し一生涯困らないようにすることが仕事でありその感謝がお給料となる。これが本質。

そのような歯科医師が増えるように自分も努力していきたいと思っております。