若い先生方が専門性を持つ大事さ
2019年6月2日
千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニックの院長ブログです。
歯科医になり開業する前までは、一般診療をそつなくこなすような歯科医でした。
自分の器用さには生意気ですが自負があり、一通り治療できることで満足していました。
ある先生に「君は何が得意ですか?」「どの分野が好きですか?」
と聞かれ答えられなかったのを覚えています。
その後、漠然と開業し地元に帰ってきたのですが、正直大変でした。
新規の医院には、口腔内の状態が崩壊している患者さん、他の医院でさじをなげられた患者さんが集まってきました。
必然的に全顎治療、咬合の勉強をするようになりました。
すると、今度は矯正、歯周治療、根治、保存修復と勉強の必要性も感じ、他の分野も結果スキルアップできるようになりました。
数年経つと、自分が治療した患者さんの経過を追えるようになりました。
自分がベスト尽くして治療した患者さんの口腔内が壊れるのです。
特に自費診療で治療した患者さんのセラミックが壊れるのが心配で、いつからか「お口の中は問題ないですか?」
とお伺いをたてる発言をしている自分がいました。
そこで、もう壊ない治療、やり直しのない治療を学びたくOBIに出会いました。
単身でアメリカに行ったり来たりの生活でしたが
今では、自分の治療に自信がもてる状態になっています。
若い先生に教える立場になり思うことは、一つの分野を好きになる、得意になることが一番だと実感しています。
好きな治療がなくても「これは得意かも」「患者さんが喜んでくれるな」があればそれを勉強することが良いと思います。
フローラデンタルクリニックでは、専門に特化した先生を育成する計画を立てています。
働き方は多様化しています。
開業する先生、分院長として働く先生、フリーランスとして働く先生、
全てにおいて大事なのは好きな分野で治療を楽しめることかなと思っています。
アメリカでは、女性の先生がエンドの専門医として働ける時間だけ治療をしフリーランスとして輝ける先生もいました。
義歯専門として5時までの勤務の先生もいました。(年配の患者さんは夜来ないので)
朝から晩まで保険診療で数をこなす日本の診療体系とは違うものでした。
残念ながら保険診療で個々の患者さんの最良の治療をすることは限界があります。
自分は勤務医の先生、スタッフ含めて、本質を追求した治療でやり直しのない口腔内を目指しています。
若い先生でご興味頂けましたら、ご相談くだい。
楽しい未来を創造しましょう。