保険診療のメリットについて
2024年11月16日
保険診療のメリットについて
理想のお口の中、治療はあるものの、大概はそこまで治療できないことが多いのが現状です。
医療は、経済的なことと似ています。
多くの人に分配されることだと考えています。
多くの患者さんに医療の分配が保険診療と言えます。
ならば、保険診療の利点を知っておくことは大切です。
保険診療のメリット
やはり、治療費が自費診療に比べれば安価であることです。
歯科歯科は、再治療がほとんどです。
悪くなれば、また治療してもらえばよいと思えるのは保険診療の最大のメリットと言えます。
痛みがでた
詰め物が取れた
腫れてしまった
歯科医院の来院のきっかけは緊急対応が大半です。
保険診療を多くの歯科医院が対応しているから、気軽に連絡できるのです。
自費診療のみならば、なかなかハードルが高いものです。
治療方法が、一律化されています。
削る、詰める、被せる
根っこの治療
保存不可能ならば抜歯
歯石を取る
皆さんのイメージできる治療とも言えます。
そのため、利便性に合わせて転院も可能なのです。
良くも悪くも、何か起きたら対応している治療です。
定期的に検診や、予防処置の続かない方
治療が終わるまで、通ったことのない方
歯科治療が苦手、歯の価値を低く捉えている方、経済的に歯科治療にお金がかけられない方、お口の中で困ったことがない方など、保険診療に向いていると言えます。
皆さんか保険診療で知っておくデメリットは、やはりルールがあることです。
1回の治療を多くしてもらいたい
来院回数をもっと頻繁に増やしたい
歯石取りを1回で終われないのか?
検査が必要なのか?
保険診療にはガイドラインに沿って行っているのです。
月あたり、1人あたり、どの程度、診療報酬を請求できるかも決まっています。
予約がいっぱいで、予約が取れない
予約どおり行っても、その時間に診てもらえない。
保険診療は、治療に点数が決まっているため、医院の収入は、どれだけ多くの治療をしたかになるのです。
そのため、個々の患者さんに個別対応が難しいとも言えます。
身体が不自由な患者さん、治療が困難なお子さん、重度に怖がり、歯科恐怖症の患者さん、嘔吐反射が激しい患者さん、患者さんの要望が高いなど、
個別の対応を保険診療で対応することは難しく、大学病院で対応してもらうこともあります。
保険診療を多少なりとも理解していることも大切と言えます。