入れ歯について その1
2024年12月29日
不定期ながら、歯科医療、治療について投稿しております。
皆様のご参考になれば幸いです。
入れ歯について その1
地方の歯科治療において、入れ歯になる患者さんは多いと思います。
悪くなっても、食事ができていれば、痛みさえなければ、歯科医院に来院することがない方が多いのです。
歯科の治療について、虫歯を治す、歯を抜くイメージしかありません。
歯科治療に対してのイメージも良くなく、数十年治療していない方もいます。
痛みが取れたら、通わなくなる、それを繰り返している方もいます。
定期的な歯周ケア、予防という概念もなく、多くの歯が動揺している状態です。
歯科治療が苦手な方は、やはりお口の中の状態は悪く、入れ歯を受け入れざる得ない場合が多いのです。
このような患者さんは、やはり不安も多く、到底、直ぐに治療とはなりません。
どのくらい歯が抜かれてしまうのか?
歯を抜歯して無くなり、入れ歯ができるまでの間、噛めるのか?
見た目はどうなるのか?
入れ歯は、直ぐにできるのか?
入れ歯で噛めるようになるのか?
など、多くの質問にあいます。
カウンセリングにて、治療の説明、患者さんの質問に全て答えることから始まるのです。
カウンセリングも、お時間を費やし、2回、3回とかかる場合、結果的には、決断に至らず治療を延期する患者さんもいます。
実際、これらを対応してくれる歯科医院は少ないと思われます。
カウンセリングが、保険診療において請求できるものでないこと
保険診療のルールとして、入れ歯の製作は、初診から半年間は、上下、一つずつしか作れないこと
入れ歯の調整も月に1回というルール
入れ歯の保険診療における請求は、あまりにも低いことなど、多くの問題があるのです。
この写真のような患者さんは、数多くいます。
中には歯科医院には何件も相談されている患者さんも多くいます。
御本人が治す意志がありながらも、残念ながら対応してくれないのです。
大半の歯科医院は、大学に紹介という対応をしまが、予約が半年後、通院できても次回の予約が1ヶ月後という場合も多く、通院を断念する患者さんもいます。
実際、ほとんどの方々が、お口の状態が良いとは言えません。
むしろ、悪い方々がほとんどなのです。