阿見先生、歯科衛生士、出口さんのブログです。
2019年1月4日
千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニックのスタッフブログです。
月に1回、当院のスタッフが歯科に関する専門知識をわかりやすく紹介してくれています。
歯科医師、歯科衛生士、治療の説明を専門におこなうトリートメントコーディネーター、歯科に特化した管理栄養士
それぞれの視点からの歯科の豆知識となっております。
皆様のお役に立てたら幸いです。
院長 菊地貴明
こんにちは!歯科医師の阿見です!
今回はCR(コンポジットレジン)修復について紹介していきたいと思います。
CR修復とは小さい虫歯ならその日のうちに削ってCR(白い詰め物)を詰めるといった治療です。
CRとはレジンという樹脂でできたプラスチックのようなものにシリカ(ガラス)を含有させて強度をあげたものです。
この治療の利点は、白い物なので審美性がとても優れている、その日に治療が終わるといったことがあげられます。
写真の前歯の治療後ですが、まったくわからないように治すことができます。
しかし、欠点として劣化(変色、天然歯質との段差)が激しい、適応部位が限られてるなどがあります。
この適応部位とは前歯の部分、小さい虫歯だけです。
材質てきにも強度をあげたとしても樹脂でできているため、奥歯など力のかかる部位ではすぐに削れてしまったりしてしまいます。
ですので治療目的や部位によっての適材適所があります、説明のうえ納得して治療を受けてもらえたらと思います。
歯科衛生士の出口です。
今回は皆さんが普段”よだれ”や”つば”と呼んでいる唾液についてお話したいと思います!
実は唾液には、歯にとってすごく良い効果がたくさんあることをご存じですか?
唾液があることによって皆さんの歯は虫歯などから守られているんです!
まず、お口の中がずっと酸性の状態にならないように酸を中和させる”緩衝作用”というはたらきがあります。
食べ物を食べたりするとお口の中は酸性に傾いて歯を溶かしてしまいます。
それを防ぐために唾液が歯を守ってくれるのです。
他にも細菌が入ってくるのを防ぐ”殺菌作用”や、お口の中を綺麗にしてくれる”洗浄作用”、虫歯を防ぐ”再石灰化作用”といったたくさんのはたらきがあります!
唾液は汚いというイメージがある人もいるかもしれませんが、私たちにとってなくてはならない存在なんです。
唾液は年齢と共に分泌量が減少してしまうので、よく噛んで食べることで唾液がたくさん出るように心がけましょう!