7月のスタッフブログです。(歯周病について)
2019年7月15日
千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニックのスタッフブログです。
今月は当院の歯科衛生士の出口さんの投稿です。
「歯周病と歯肉炎の違いについて」
歯科衛生士さんの視点でお伝えしています。
当院のスタッフはそれぞれの役職が専門的に患者さんと関わっています。
それぞれの役職の視点から、専門知識を患者さんにお伝え出来たらとブログを継続的に投稿しています。
以前から患者さんの要望で「お口の中のお掃除をしてください。」「お口の中のクリーニングしてください」
と初めて来られる患者さんにお願いされるのですが、
本来は、お口の中のお掃除は歯みがきであって、歯科医院の歯石の除去、着色の除去は炎症をとるための治療行為なのです。
そのため、必ず歯周病の検査をし、治療計画を立案し、歯周病を治していくことが本来の目的です。
ここが誤解されていることが多く。
「一回でお掃除できませんか?」という患者さんの要望が年末、年始になると、大掃除感覚で多くみられます。
一回で終われる場合は、歯周治療が終わり、ある程度安定した患者さんが、メンテナンス扱いになり悪くならないように
月1回、3カ月に1回にメンテナンスとして通うので、結果1回で終われるのです。
患者さんとの、誤解がないようにホームページ、ブログでお伝え出来たらなと考えております。
写真のお口は、歯周治療が終了し安定した状態のものです。
このような状態になれば、メンテナンスだけで十分だと思います。
まずはしっかり治しましょうね。
院長 菊地
こんにちは!歯科衛生士の出口です。近頃雨が続いていますが、みなさん体調に気を付けてお過ごしくださいね。
今回はご存知の方も多いかと思いますが、歯周病についてお話しさせていただきます!テレビのCMなどでよく耳にする歯周病ですが、厳密にいうと『歯肉炎』と『歯周炎』に分けられるもので、総称して歯周病と呼ばれています。
『歯肉炎』とは、お口の中に細菌などの汚れが溜まることによって歯ぐきが炎症をおこして赤く腫れあがってしまう状態です。
これに対して『歯周炎』は歯ぐきが炎症に加えて、歯ぐきの中の歯を支えている骨が下がってしまう状態をいいます。
骨は1度下がってしまうと元に戻ることができないので、現状維持をしていくことが大事になります。
しかし、歯肉炎であれば骨は下がっていないので、普段の歯みがきで汚れをしっかりと落としていけば歯ぐきの炎症をなくして健康な状態に治すことができます!
歯周病を進行させないためにも、お口の中をケアに気を付けていきましょう!