今月のスタッフブログです。
2019年3月2日
千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニックのスタッフブログです。
毎月歯科に関する情報をそれぞれの専門職の視点で紹介してくれています。
みなさまのお口の健康に役立つと幸いです。
今回は歯科衛生士の出口さん、歯科医師の阿見先生の投稿です。
歯科衛生士の出口さんは、
「歯垢(しこう)とは?」、「歯石の何が悪いの?」を説明をしてくれています。
歯科医師の阿見先生は、
「麻酔の効きやすさ、効きにくさ」
を説明してくれています。
ぜひ参考にしてください。
こんにちは!歯科衛生士の出口です。
今回はよく耳にする歯垢(プラークとも呼ばれます)と歯石とは何かお話ししていきます。
歯垢とは、お口の中に残った食べかすによって細菌が増殖して作られるものです。
見た目は白っぽく少しネバネバとしています。
これは細菌の塊なので、長い間お口の中に残っていると、歯周病などの原因となってしまいます。
歯石とは、この歯垢が唾液と触れることによって硬くなったものです。
歯石自体には悪い影響はありませんが、歯石の表面がザラザラとしているためその上に歯垢が溜まりやすくなってしまうので、歯石は取った方が良いとされています。
ただ、歯垢は普段皆さんが行っている歯みがきで取ることができますが、歯石になってしまうと歯みがきでは取ることができないので、定期的に歯医者さんに通ったり、歯石になってしまう前に普段からの歯みがきで歯垢をしっかりと落とすことが大事になります。
毎日の歯みがきでお口の中を健康にしましょう!
こんにちは!歯科医師の阿見です!
今回は麻酔について少し話をしていきたいと思います。
たまに麻酔をされても「なんか沁みるなー」「全然痛い!」など効きにくい人がいると思います。
歯科で用いられる麻酔薬は基本的に弱塩基性でできているものが多く、麻酔薬の効果が発揮される環境下は中性か弱塩基性の環境下となります。
人の身体の中は基本的に中性よりのため麻酔薬が浸透しやすく効果が発揮されます。
しかし、酸性に偏っている環境下では麻酔薬が浸透しにくくなり結果麻酔が効きにくくなってしまいます。
では酸性に偏っている環境下とはどういった場所かというと、炎症があるところです。
歯茎が赤く腫れて血が出る、虫歯で歯がズキズキするなど出血や痛みなどは現在炎症が起きているサインとなります。
ですので、麻酔が必要となる処置の前にしっかりとお口の中のお掃除をし炎症を無くすことで麻酔の効きやすい環境を整えることが大事になります。