歯周病の細菌は全身にまわります。

2019年1月6日

千葉県市原市八幡宿駅前の歯科医院、フローラデンタルクリニック院長ブログです。

明けましておめでとうございます。

地域の皆様の健康を維持できるように今年も努力してまいります。

どうぞよろしくお願い致します。

去年一年間、細菌について勉強してきました。

ここ数年、機械の進歩により細菌がどのぐらい全身に影響があるのかわかってきました。

体には良い菌、悪い菌が無数にいます。

良い菌が悪い菌より優位な状態ですと健保つことができます。

全ての菌を無くすことが良いわけではありません。

菌が多いのは大腸、お口の中なのです。

菌が全身にまわるのは、腸ではありません。口の中の菌なのです。

歯ぐきの毛細血管を経由して実は全身にまわるのです。

最新の機械で調べると、歯ぐきの中にしか存在しない菌が全身のあらゆるところに発見されています。

脳梗塞、心筋梗塞など血管を詰まらせる血栓のなかに歯周病の菌がいるのです。

菌が集団の塊のことをバイオフィルムといいます。

バイオフィルムに血液成分がくっつき血栓を形成しているのです。

また、癌、痴呆や早産の原因にもなっていることがわかってきました。

癌細胞や、脳、妊娠されている方のよう水の中にさえ歯周病の菌が発見されています。

歯科の治療にたずさわり20年近くたちますが、

歯周病、多くのむし歯がある方は、全身疾患を併発している方が多いと実感しています。

そして、重度の全身疾患であるとわかってきました。

お口の中を綺麗している患者さんたちは健康な状態を維持しているのを実感しています。

歯周病の菌は全身に悪影響を及ぼす事が判明してきました。

歯周病の菌が体にまわっている状態ですと除去するのは難しいです。

血管内を綺麗にすることは不可能です。

血をサラサラにする以外ありません。

血をサラサラにするにはお薬しかありません。

薬に頼ってばかりで良いのでしょうか？

一番効果的なのは細菌が全身にまわることを防ぐことが一番楽なのです。

細菌の塊、バイオフィルムの除去がベストなのです。

実はバイオフィルムの除去は難しいのです。

なぜならば目にみえないもの、歯ブラシで完全に取りきることはできません。

お皿など3日ぐらいつけておくとヌメリがでてきますが、これがバイオフィルムなのです。

口の中には無数のバイオフィルムが存在します。

このバイオフィルムの除去を今の歯科の技術では取ることが可能です。

エアフローという機械で取れるのです。

エアフローは歯、歯ぐきの中にパウダーと水で吹きかけます。

車の隅々まできれいにできる高圧洗浄機みたいなものです。

お口の中を隅々までバイオフィルムの除去をしてくれます。

一度行えば60日はきれいな状態を保つことができます。

もはや、歯周病は口の中だけの問題ではありません。

口の中を健康に保てば全身も健康なのです。

エアフローは5千円程度のものです。

健康のために試してみませんか？

痛くもなく心地よいものです。

また、歯の着色も歯を傷つけることなくとれるので着色もしずらくなります。

歯が痛いとき、年末年始に一回歯医者にいくのではなく

3カ月に一度はフローラデンタルクリニックに来てみてはどうでしょうか？

身体が健康に保てることができます。

もし、ご興味を持っていただけましたらご相談ください。